Scribus の概要
Scribus は、ページレイアウトと印刷制作のための無料のオープンソース DTP ソフトです。マスターページ、ガイド、裁ち落とし領域を使って文書を組み立て、フレームに画像とテキストを配置し、商業印刷所で使える PDF として書き出せます。信頼性の高い PDF 作成は当初からプロジェクトの中心にあり、Scribus は厳しい仕様である PDF/X-3 に対応した最初の DTP ソフトでした。PDF/X-1a:2001 と PDF/X-4 の書き出しに加え、画面用の PDF プレゼンテーションやフォームも作れます。もうひとつの強みは色で、RGB、CMYK、LAB/HLC、スペクトル、スポットカラーに対応し、ユーザーが主導できるカラーマネジメントと、色覚に特性のある人にデザインがどう見えるかを確認できるエミュレーターを備えています。
Scribus は Scribus Team が開発し、GNU 一般公衆利用許諾書のバージョン 2 以降で公開されています。コードの一部には別のライセンスが適用されます。ファイル形式は XML ベースなので、文書をテキストエディターで読むことができ、破損したファイルの修復も容易です。バージョン 1.6.7 はプロジェクトが制作作業に推奨する安定版 1.6 系のもので、画像読み込み部の 7 件のセキュリティ脆弱性を修正しているため、1.6 系の全ユーザーにアップグレードが強く推奨されています。テスト用には別の開発版があります。Mac 用のダウンロードは分かれており、Apple Silicon 版には macOS 11 以降、Intel 版には macOS 13 以降が必要です。
主な機能
Scribus は出版のレイアウトとプリプレスの工程をカバーします。
- ページレイアウト:テキストフレームと画像フレーム、マスターページ、ガイド、余白、裁ち落としを扱えます。
- 印刷用 PDF:商業印刷所向けに PDF/X-3、PDF/X-1a:2001、PDF/X-4 を書き出せます。
- 画面用 PDF:印刷用ファイルのほか、PDF プレゼンテーションやフォームも作れます。
- カラーモデル:RGB、CMYK、LAB/HLC、スペクトル、スポットカラーをカラーマネジメントとともに使えます。
- カラーパレット:約 200 のパレットを収録し、さらに約 400 をダウンロードできます。
- 色覚のプレビュー:さまざまな色覚特性をエミュレートして色の選択を確認できます。
- オープンなファイル形式:文書は XML で保存され、テキストエディターで読んだり修復したりできます。
- ファイルの取り込み:PSD、TIFF、PICT の画像を配置し、OpenDocument ファイルからテキストを取り込めます。
バージョン 1.6.7 の新機能
Scribus 1.6.7 はセキュリティと安定性を中心としたバグ修正リリースです。
- PSD、PICT、TIFF、DRW、SVM ファイルの読み込み部にあった 7 件のメモリ安全性の脆弱性を修正しました。
- フォント Helsinki が原因のものを含む複数のクラッシュと、カスタムシェイプの読み込み時のフリーズを修正しました。
- 太字や斜体などの文字書式が、書式付きテキストの後に入力を再開しても引き継がれるようになりました。
- ドロップシャドウの描画が大幅に速くなりました。
- プレビューモードで、マスターページの編集中にガイド、余白、裁ち落とし領域が隠れるようになりました。
- macOS で --prefs を付けて Scribus を起動しても、既存の設定ファイルが標準の場所から移動しなくなりました。
Scribus のよくある質問
Scribus は無料ですか?
はい。Scribus は GNU 一般公衆利用許諾書のバージョン 2 以降で公開されている無料のオープンソースソフトウェアです。コードの一部には別のライセンスが適用されます。
Scribus にはどの macOS が必要ですか?
Scribus 1.6.7 の Apple Silicon 版には macOS 11 以降、Intel 版には macOS 13 以降が必要です。
Scribus は Apple Silicon で動きますか?
はい。Intel 用の scribus-1.6.7.dmg とは別に、Apple Silicon 用の scribus-1.6.7-arm64.dmg があります。
Scribus は何に使いますか?
DTP に使います。テキストと画像でページをレイアウトし、商業印刷用や画面用の PDF ファイルを作成します。
Scribus はどの PDF 規格を書き出せますか?
PDF/X-3、PDF/X-1a:2001、PDF/X-4 を書き出せます。PDF プレゼンテーションやフォームなど、印刷以外のオプションもあります。
Scribus はどのカラーモデルに対応していますか?
RGB、CMYK、LAB/HLC、スペクトル、スポットカラーに対応し、カラーマネジメントも備えています。約 200 のカラーパレットを収録し、さらに約 400 をダウンロードできます。
Scribus のファイルをテキストエディターで開けますか?
はい。Scribus のファイル形式は XML ベースなので、シンプルなテキストエディターで読めます。破損したファイルの修復も容易になります。
Scribus 1.6.7 にアップデートすべき理由は?
PSD、PICT、TIFF、DRW、SVM の読み込み部にある 7 件の脆弱性を修正しているためです。修正前は、細工されたファイルを Scribus に配置または取り込むとクラッシュなどを引き起こすおそれがあり、チームは 1.6 系の全ユーザーにアップグレードを強く勧めています。
Scribus は安定版と開発版のどちらを使うべきですか?
プロジェクトは、ほぼすべての制作作業に安定版(現在は 1.6.7)を勧めています。開発版はテスト用です。
scribus.FULLMAC.app の Scribus のダウンロードはどこから提供されていますか?
ダウンロードボタンは Scribus の公式ダウンロードページ https://www.scribus.net/downloads/ に移動します。scribus.FULLMAC.app がアプリを変更したり再パッケージしたりすることはありません。
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